[そして男は指示通り、副長らと共に行動する事になる。軍医や砲術長の思惑など知らないまま、この中で一番若い自分の身の置き場所を考えた結果、軍医に背中を晒す形で歩く事になっただろうか。軍医の銃の腕前も知らないので、彼の事は守る対象と考えていた。仮眠器具などを機械室へと運ぶ段階になれば、進んで重そうなものを運ぼうとする。左手の三角巾が邪魔で外してしまいたいと思ったが、軍医がいる手前、無事な右手で抱えるようにして持つ事に。]