[ 不意に響いた、ピー、という小さな鳴き声に振り返ると、騎竜の背でお腹がいっぱいになった少年がうとうとし始めたようで、落とすまいと、ノアがうねうねしながら苦心しているのが見えた。 ]わわ...!ノア!今行くから、もう少し頑張れ。それじゃ、失礼します![ 慌てて教官に一礼して、青年は相棒の元へと駆け戻ると、ずり落ちそうになっていた少年を抱きかかえて、騎乗し直した。 ]