……どいつもこいつも、るせぇし、うざいっつってんに……![諸々で高まる苛立ちが、現実の声に零れた。このままやり合っても勝てない。勝てなかったら、『片づけ』られない。それはダメだ、と思ったら、身体がとっさに動いていた。後ろに向けて、もう一度大きく飛びずさり] ……どっちも。 どっちも選ばん、っつーたら、どーするんよ?[投げ返すのは、こんな問いかけ。*]