[幼い心と脳みそは、わかる単語だけをピックアップして会話を進めることにしたようです。
キラッキラ、その目はとても輝いていたことでしょう。光る弓矢なら是非見ておかなくては、と、これは単なる好奇心と盗賊としての興味と両方だったかもしれません。
それでも、相手から手が伸びて頭を撫でられてはきょとんと目を瞬かせました。
男の髪は整髪料も付けておらず、まだ毛量には不安もありません。ずらずら言っていますがヅラでは決してありません。
柔らかな髪の毛が相手に触れられたことでしょう。
じっと相手を見つめてから、ポッと頬を染めてしまいます]
て……
照れるずら照れるずらー!
な、なんで頭なでるずら?!
おら照れるずらー!!!
[そして次第にその赤みを増すと、両手で顔を覆って首を左右に振り始めました。見た目はおじさんです]
お姉さんだって急におらがそんな事したら照れるずら?
それともしてもよいずらー?!