>>93
サンドイッチはありましたよ。
でもせっかくの旅行、美味しいもの沢山食べたくなりませんか?
[彼女は小さく笑った後、さらりと厳しい言葉を吐く。
彼女は仕事、自分は旅行客の立場を考えれば当然なのだが、図星を突かれたことに僅かにしゅんと俯き。
自分は観光客の中でも取分け何も知らない。つまり危機意識が足りないのだ。]
あ……そうですね、ゾフィアさんはお仕事ですから……。
ごめんなさい、他の場所にすれば良かったかもですね。
でも、他の場所は高くて、女の一人旅を受け入れてくれる場所も殆どなくて……。
[おどおどとしている間に、彼女は手早に伝言板に書き込みに行っていた。
戻ってくるのを待っている間、気分切り替えついでに資料の展望台の写真を眺めていた。
今は明るいが、夜になると美しい輝きが見られそうだ。]
ありがとうございます。では行きましょうか。