人狼物語−薔薇の下国

208 守護天使は暗闘する


堕天使 ゲルト

[シメオンの語る内容(>>94>>95)に思わず顔を歪ませる。
その表情は、悲痛とも、怒りとも取れるような…。
その内容は、まさに彼自信が堕天する原因となった惨状によく似たものを彷彿とさせたからだった。
だが……]

(だが、果たしてすべての人間がそうであろうか?
良くない者は確かにいる。けれども、それはほんの一握りなように感じられる。)
私は地上に堕ちた後、多くの人間を見てきた。
中には決して綺麗とは言えない心もあった。
だが、彼らの多くは環境が変われば美しき心を持てる者だった。
「恵まれぬものに救いの手を。」天使であるからこそ人間に手を貸すべきなのではないだろうか。
なにも何から何まで助けてやるわけじゃない。彼らは強い生き物だ。ほんの手がかりをやるだけでいいだろう。
きっかけがあれば、より良くできるさ。

[それは必要に応じて手を貸すということ。
ジークムントの無関心とも、シルキーの嫌悪とも、マレンマの慈愛ともまた違った、彼の価値観だった。]

(98) 2014/06/21(Sat) 19:25:54

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