ありがとうございます。レモンだけください。
[ニコラスにそう答えたが、続いた言葉に表情が固まった。>>87]
あー……。ええと、その。
[チラリとシモンを見てから、考える。
死者と似ているなんて、言ったら嫌な思いをするだろうか。しかしあれだけ盛大に人違いをしておいて説明しないのも……と思う。
それに、幸いにも今このテーブルにいるのは普段の自分を知らない者達ばかり。別に構わないか、という気持ちになってきて。]
ユリウスは、私が前にいた村の住人で……
! あ、アルビン。
[話しかけたが、アルビンに気づいて言葉が途切れる。>>97]