人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


野茨公 ギィ


 は。やはりつれない。

[再度の名乗りを求めるも、返答はやはり否。
我知らず熱い息を吐いて、舌先を唇から覗かせる。

側へ来た我が子へ右腕を上げて手出し無用の意を示し、
先ほど剣に穿たれた左手で、右手に絡む野茨を撫でた。

城主の血を受けた蔓は赤黒く変色し、剣の形をなす。]

(98) 2014/02/19(Wed) 13:33:40

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