[ 一本吸い終えると、 手早くシャワー替わりの衛生装置をくぐり。 かつては金色に近かったが、 成長するにしたがって太陽のように 色濃くなりつつある、くせっけの赤毛を、撫でつけ まだ勤務外なのをいいことに、 固っくるしい将軍用の軍服は置きざりに。 ラフな格好のまま 用心から枕もとに置いておく癖のあるホルスターごと、 銃と、レーザーの剣の柄部分を身に纏い、 家紋入りの指輪を人差し指に嵌めて、部屋を出た。]