― 『魂の檻』 ―[自業自得な理由で沈んでいた『山翡翠』の意識を戻したのは、舞い降りたカードの気配。薄ら、目を開ければ目に入るのは『月』のカードと]『……〜〜〜っ!』[カードの向こう、『星』のカードを抱いた少女が決意を紡ぐその姿。>>75飛ばされた時の痛みもどこへやら、がばっ、と起き上がった青年は、目の前の『月』のカードを引っ掴む]『このまま、終わってなる、かっ……!』[なんか違う方向に意気を挙げつつ。黒白斑の翼持つ青年もまた、再び都市へと戻っていく。*]