―仮想現実の外・ごめんなさいのふわふわパンケーキ―
[あれから数日。正直な所彼女への怒りなどとうに失せていた。しかし、しおらしい彼女はいつもの余裕のある姿と違いどこか年相応の少女のように見えた。
そんな彼女が可愛くてつい意地悪をしてしまった自覚は、ある。
ただその自覚や感情さえも普段通りに戻った日々に忙殺され、仲直りのタイミングを逸していた。]
んー…どうしようなぁ…
つか最近みんながひどい、ぐぅぅ
デリーはイリーと仲良しさんであんま構ってくんなくなったし…
セルはシィの本の扱いをウチに言ってくるし…
マリーはウチがシィにごめんなさいしないから仕事山積みにするし…
オズさんもシィにあたられてウチに冷たいし…
ウェルさんはあいかわらずふわほわ天然さんだし…
ソマさんはウチが煙草吸うのにうるさくなった気がする…お母さんか!
ゾフィとエリーちゃんとアプスさんは和むからそのままでいい、うん
テオさんも、相変わらずだなぁ…あ、でもちょっと明るくなったかも
あとタヴィさんはー…特になかったな
[集中しなくとも翻訳は慣れたもので勝手に手が動く。自身のやる気もあいかわらずで、とうの昔に散歩に出かけてしまったようだ。]