人狼物語−薔薇の下国

502 温室世界の住人たち


運び屋 ヴェルナー

― 少し変化した日常 ―

[原因不明の病が終息してしばらくして、図書館にはこれまで置かれていなかった鉢植えが一つカウンターに置かれることになった。
細い花弁を重ねた雪色の花。
かつてカウンターの奥が定位置となっていた花精の本体の写しだ。
かの司書はあれ以来、姿が見えない。
理由は分からなかったが、それが司書が選択したものだと言うのは騒動の後に知らされた。
司書が選んだ道ならば、と男はそれを素直に受け入れる]

どこ行ったか知らねぇが、ここはアイツの居場所だからな。

[いずれ図書館の管理を引き継ぐ者が現れるだろう。
そうあって尚、この花はこの場所に、と男は設置を通した。
鉢植えの傍には『棘に注意』の文字]

どっかにいるって分かってりゃ、それで良いのさ。

[目に付くところに花があれば身近に感じられるから、と**]

(97) 2018/07/01(Sun) 22:38:44 (rokoa)

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