悩んでぐるぐるしてのた打ち回って。でも、答えなんか出なかった。[それでもそのループから抜け出せたのは、友《シュテルンとジーク》の言葉があったから。わからないことはかっこ悪いことじゃない、と。無理に頭でわかろうとしなくてもいい、と。ごく自然に自分の中に落ちた言葉は、確かに先へと進む力になっていて]……暁紅と出くわした時、どーなるか、自分でもわからねぇ、けど。[気を乱さずに相対せるかどうかは、自分でも未知数で、けれど]