人狼物語−薔薇の下国

483 翠龍幻霧 ─天霊遺跡封印行─


王国兵 トール

[すぐ後ろに公子がいるのを、視界の端で確認する。>>92
長柄刀の軌跡に巻き込まれるような下手は打たない人だ、と理解しているが、意識に置くようにした。
気に留めれば自然と、隙をカバーするような動きが生まれる。

身体ごと刃を旋回させる動作の合間、ちらと視界に入った光が気になった。
公子の手指に、霜の名残のように微細な光が見えた気がする。
気がしたものの、だからどうということもなく、

ただ、ほんの少しだけ、カバーの範囲を広げた。]

(97) 2017/08/08(Tue) 00:22:01

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