―メイン・サロン/アデルを資料室へ案内しようとする前― き、金髪ちゃん…!? なんなんですか、その、ものすごく頭軽そうなあだ名…[クレメンスの代案>>68に、ええ!?と瞳を瞠って。もっとましな あだ名は…と、ぐるぐる考えてみる。王族に生まれて、あだ名をつけられたことなんて、多くはない。子どもの頃に、双子の兄が猫っ毛を揶揄い半分に呼んでいた、“ふわふわちゃん”とか、“いたずら子猫ちゃん”とか…いやいやいやいや…どう考えても、さらにダメなやつだろう!]