ー午後、町(アリーセと>>96)ー
[タカを括っていた。
たかだかもふもふだろうと。
そんなものの、どこが呪いだと。
呪文を唱え終えた次の瞬間には、悲鳴をあげる間もなく地に伏せていた]
-汝、その眼にかかる幻を解け-
すみませんでした。
[地獄だった、まごうこと無く地獄だった。
地に伏せ我に返った瞬間には幻惑魔法を解き、謝った]
呪いだったな、あぁ、これは呪いだ。
一刻も早く解けるよう祈る。
[…これ以上被害を出さないためにも。
そんな言葉を胸に仕舞いつつ。
身体の震えを抑えながら立ち上がった]