[大浴場跡から宿泊所へ戻る頃にはすっかり暗くなっていた。]歩き回った割にはたいした収穫はなかった、か。矢張りあの閉鎖区域に行ってみないことには…[未練がましくそんなことを呟きながら、一度自室に戻ろうかと階段を上がる。自室へ向かう途中、談話室のソファに倒れこんでいるローズマリーの姿を見かければ>>79]…そんなにそのソファは寝心地が良いのでしょうか。[不思議そうに小さく言った。]