[ペーターが返しに来た本を受け取りながら、クララは次の本を勧める。このやり取りも見慣れた光景。今までペーターはどんな本を借りていっただろう。]そう、嵐のせいだったのね。今朝の空気が可笑しかったのは…。随分と大きいの。それじゃあ、大変ね。[何かが来る、という予感は嵐だったのか。それとも……。]