[―――――。風に叩き付けられる雪の音だけが響く。全ては夢幻であったように消え失せた。それでも、傍らには幼馴染の姿があった。死後も続くこの時が、死の寸前に見て夢や幻だったとしても。この温もりも、結末も、幸せなのだと断言できるから。]