……ま、それはそれでちょっと置いといて。[言葉と共に、視線は技師連中へ。ちょっと外して、との意図は言外に伝わり、スタッフたちはそれぞれの仕事に戻りつつ距離を開けてくれる。それを確かめると、改めてカークに向き直り]……先輩、俺。この二年、ずーっと抱えてた疑問があるんですけど。なんか、このままもやもや抱えてると、真っ直ぐ飛べないような気がするから、聞いちまいますね。[そんな前置きの後、一つ、息を吐いて]