[今度は蟹の腹にかぶりついたらしい鳴丸を見つけると、その後何やらずずずという音を男は聞いた。]蟹味噌を啜っておるのかお主。[そういえば海老も頭ばかり食べていたように思う。考えれば竜が満足する量、味噌ばかり集められる訳もなく。ならば多少は仕方がないかと、男は思う事にした。]