いや、待て、お前、城にも入ったのか?!それで良く人を無茶だなんだと...[ 改めて気付いた事実に騒ぎ始めた頃に、地面へと倒れ込むことになった>>92 ]......最後の場所、か。[ ようこそ、と紡がれる言葉に、目を細め、草の上に座り込んだまま、視線を上げる。魔の兵器の殲滅の灼光に呑み込まれ、瘴気渦巻く瓦礫の山となった砦と、闇に蠢く魔軍の気配...そして、禍々しい威容を誇りながら聳える魔王の城が、そこに在った //]