──── メイン・サロン付近 ────
[ 何をすれば良いのか。
その答えは考えても考えてもわからない。
とりあえず何処かへ行こうかと立ち上がり
振り返った時、横たわるクレメンス様と>>59
その横に座る小麦色の肌をした男性が目に入った。>>74
クレメンス様に何かあったのかと駆け寄れば
真っ青な顔が見えて。 ]
……眠って…いるのですか…?
[ 掛けられた布団と閉じられた瞳、上下する胸を見て
亡くなってはいないと判断し隣に座る男性に問いかけた。
勿論正座をして。
どうしてこんなに体調が悪そうなのか。
どうして血の臭いのする場所で眠っているのか。
眠っていた私にはわからない。 ]
一体…何があったのですか…?
[ 消え入りそうな呟きは男性に聞こえたかどうか。
私の表情はきっと、悲しみが表れている。
男性が私の問いに答えてくれるかさえもわからないが
クレメンス様が起きてしまわぬうちに>>80
2人へ一礼してその場を離れよう。 ]*