[やがて、アイリはその両手に水晶細工じみた仔兎を、しっかりつかんだのだ! >>85これには少年も自分のことのように胸が熱くなった](これが……魔法生物……)[思えばじっくりと見る機会はこれが初めてだ。絵に描きたくなるうつくしさだ――と思っていたが、アイリの言葉にはっと我に返った]