ー回想・メインサロン(過去)ー
[ソファで横になっているところだったか。
どうやったら助かるのかーーなんてぼーっと考えていると、人目を避けて壁際を歩く女性が1人(>>50)。
一瞬目があったように思えたが、相手は何か自分を恐れるように目を逸らしたか。特に気にならなかったが、よく見ると彼女が向かっているのは船の重要設備が多数あれど、客員にはあまり関係のない第一エリア。しかし、彼女の格好をみるととても船員には見えなかった。
怯える様子に心配する気もあり(もしやという気も少し)、思い切って声をかける。]
ねえ君、どこ行くんだい?