[それを認識した瞬間、既に行動は終わっていた。もふる。そう思った瞬間、既にもふりは終わっているのだ!もふったなら使ってもいい。腰を落として大股で構えた後、片足を上げて拳を前に構えたまま、滑走するように残像を描きながらイースへと体を当てる。これぞ、もふり道の極み、瞬獄殺《しゅんモフさつ》。当たれば一瞬。相手は全身をもふもふ揉みしだかれて地に伏せる事になるかもしれない。果たして結果は。なお、決まった瞬間、背景に『犬』の大文字が浮かび上がった気がした]