[ローレルに向き直る。真剣な眼差しでじっと待つ姿が瞳に映れば、耐えきれなくて涙が零れてしまった]
ローレル……貴女の気持ち、すっごく嬉しかった!
そんな風に思われた事初めてだしっ、そんな風にっ思えるローレルは素敵だとっ思う………
…でも、でもっ…
[意を決して]
私も好きな人がっ……出来たのっ。ごめんなさいっ
あの時は、まだ分からなかったけど……今は、はっきりしてる……
貴女の気持ちに応えられなくて、ごめんなさい。
でも、真っ直ぐ気持ちを伝えてくれたローレルに
隠し事は…嘘は…付きたくなかったのっ……
…ごめんなさい!
[女は頭を下げた。ローレルが泣いてしまうのではないかと。そう思うと、辛くて顔を上げられない。]