人狼物語−薔薇の下国

533 R【P】村2


旅芸人 カレル

― 宿のレストラン ―

[…は宿の扉を開けた。そこにはたくさんの人が集まり、不安などなかったように、ワインを開けて楽しんでいた。その空気に…はホッする。中を見渡すと、目的の人物を見つけ、…は傍へ行った。]

マリエッタ!

[ユーリエやラヴィも一緒にいる。…は不安げだった表情に笑顔を浮かべる。]

ねえねえ、マリエッタ。
聞いてほしいことがあるんだ。

[…はその瞳を真っ直ぐに彼女へ向けた。青い瞳の奥がじわりと潤む。涙を流してはいない。口元は微笑んでいる。それなのに、その表情はどこか泣きそうに見えた。]

俺、君のことが好きなんだ

だから、君には生きていてほしい…。
もし、明日俺が狼に食べられてしまったら、この想いは消えてしまう…そう思ったら伝えなきゃって思って…。

…もし、俺が俺じゃなくなっても、君に覚えていてほしい…。

[…は秘めた想いをマリエッタに伝えた。どこに行ってしまうか分からない想いは、誰かに覚えていてもらえばいい。

…はそれだけ伝えると、その場を離れた。]

(96) 2020/03/02(Mon) 00:47:04

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