[ベルガマスコの呵々大笑が周囲に広がる。遠方に声を届ける魔術を使っているのだろう。「偉大なるベルガマスコ様に歯向かった愚か者は捕虜になった。 おまえたちも無駄な抵抗はやめて、すぐさま降参いたせ。 ローズマリーおよび、聖殿のありったけの金銀財宝をワシに差し出して許しを請うのだ。 そうすれば命は助けてやるぞ。 時間稼ぎなど小賢しいことを企んでも無駄だ。 日の暮れるまでに言われた通りにしなければ、こいつを火あぶりにしてくれるわい」そう言って、柱の根元に薪を積み上げさせる。]