―医務室➡メイン・サロン―[倒れかけたシメオンに手を伸ばした時――…ぐにゃり>>#2。航宙船乗りには馴染みの感覚に、目を瞠る。おい、待て…何故、避難完了前にジャンプする?疑問を懐いた瞬間、常のジャンプ・イン時のように固定はしてない身体を、叩きつけるような衝撃が襲う] ―――……っつ。[咄嗟に目の前の身体を抱え込むようにすれば。すぐ横のホログラフ・ボードの角が額近くの蟀谷を掠め。奔った熱の後、左眼の視界が赤く染まった]