『そうして初めて其方は流水の力を扱う事が出来よう。それは其方を護り、戦う為の力となる。 …しかしまぁ、簡単に使いこなせはせぬじゃろうなぁ、妾の血を引く者であっても四苦八苦しておるからの。』[精霊は、くく、と喉を鳴らして笑う。] 『何故四人もの子らが異界より呼ばれたと思う?それは其方達八人が心と力を合わせる事で、持ち得る以上の力を発揮する為じゃ。目覚めつつある雛一人では大事を為せずとも――八人合わされば為せよう。』