[>>94声を掛けられびくり、扉がるのは二度目。何だかもう可笑しなリズムを奏で始めた心臓を抑えつつ、恐る恐る振り返る] …――な、なんでもないよ、うん、なんでもない。[取敢えず、この扉を今開けてはいけない。何となく使命感に駆られ、離れようとしていたその扉と、声を掛けて来た彼女との間にさりげなく立ちはだかってみた]