―パメラの家―
[朝食の支度をしていると、ノッカーを叩く音が聞こえた。
こんな早朝に誰だろうと、怪訝に思いながら訪問者を迎える]
シモンさん? ……おはよう、ございます。
[挨拶もそこそこに告げられる村の状況に、リゼットの貌に緊張の色が浮かぶ。
念の為、宿屋に集まるよう告げられれば了解したと頷いてから]
あ、そうだ。
少し、……待っていて下さいね。
[一度居間に戻り、温めてあったミルクをシモンに振舞い]
雪の中を、ありがとう、ございます。
シモンさんも、風邪をひかないで下さいね。
[他の村人のところを回るだろうシモンを見送ってから、パメラと善後策を相談するだろう]