─ 聖地セーファ・商店街 ─
[間近の店に入り、事態を報せるとやはり店主は憤りを表した。
不届き者を許す訳にはいかんと強く語る相手にこちらも頷いて]
うん。
此処は俺達にとっても大事な場所だ。
守護騎士さん達に任せっきりにする訳には行かないからね。
[今頃守護騎士は皆来たる脅威への対処に走り回っている事だろう。
その内の一人、見知りでもあるカスパルもまた動いていることは遠く聞こえる声>>86で分かったが、聞こえずとも彼ならそうするだろうと知っている。
そんな、遠くから伝え広がる声があったからもあるだろうが。
事態を伝えた店主も他の店へと伝えようと動き、それを聞いた者がまた別の店にと向かっていったから間もなく情報は商店街全体に伝わって。
フランツはそれを確認した後で、食堂へと戻ることにした**]