― 散策中 ―
ふうん……?
珍しいこともあるものね。
[オズワルドの口にした事実>>92に、目を細める。
雨が降ろうが槍が降ろうが、予定を捻じ曲げることなどない連中だと思っていたが]
ま、あたしにとっちゃ好都合だわ。
あいつらに追い回される日が延びるならね。
[そんな風に言ってくす、と笑い、そこで会話を切ろうとして。
突発的な事態――と、オズワルドの言う言葉に引っ掛かりを覚え、前に出しかけた足を止める]
連中が検診より優先するような事態、ねぇ。
[ふと思い浮かんだのは、どこからともなく聞こえた声>>6のこと]