[ ……という会話があったらしいと聞いたけど、本当かどうかはわからない。
ともかく、僕は新型機のパイロットに選ばれたと聞いて天に昇るほど喜んだ直後に、
それは空を飛ばないと聞いて、それはもう落胆した。 ]
『 馬鹿兄はその方がいいと思うよ。 』
[ シュテラはたぶん慰めてるつもりだったのだろう。 ]
『 空を飛ぶのって、タダでも大変なんだよ。
しかも飛びながら戦闘するんだから、頭ふたつくらいあるようなパイロットでなきゃ無理よ。あたしに任せときなって。 』
[ それでも僕は、空を飛びたくてこの会社に入ったのに。 ]**