[カサンドラが選択した未来に、自分の居場所はきっと無い。それは至極当然のことであり、純粋に彼女の幸せを願って傍にいただけで、何か特別な絆を望んでいたわけでもなかった。]私って、いやな子だなぁ…[自嘲気味に薄く笑う。カサンドラを支えたいと想い寄り添っていたつもりが、いつしか彼女の存在が自分の支えになっていて。]おめでとう、良かったね。おめでとう、良かった…ね……やっぱり…言えません……っひ…、……ひとりに…しないで…。[抑えていた本心を口にした途端、大粒の涙がこぼれおちた。]