いいか、最優先事項は戦車の護衛だ。戦車が駆動するまで、なんとしてもこの場を守り抜け。[ぽつぽつと、雨が収まらぬ風とともに燃える森に降り注ぐ。森の一箇所からは断続的に続く銃声と、馬の嘶き。そして何かが潰されるような音が届く。]………。[ひとりの部下と目を見交わすと、馬に鞭をくれて、その音の方向へと駆けていった*]