あの、よかったらわたしからも……。 特になんの力もなくて、恐縮ですけれど。[今度はこちらから、アデルとツェーザルの両名へ差し出したのは、桃色の珊瑚の小さな髪飾り。 己を象徴する紅珊瑚よりやや色味は薄いが、力籠めて作り出したもので] お守り代わりにでも、持って行って頂けませんか?[望まれれば別の形へ加工することも伝えつつ声を掛けた*]