[シモン>>83に対して、揶揄も挑発もせずに真剣な視線を向ける。]
確かに。僕はあんたを挑発した。それは間違いのない事実だよ。
でもな。
[重々しい口調で言葉を切り、反論を口にする。]
元はと言えば、あんたの被保護者であったリーザがクララさんを糾弾し、あんたもクララさんに銃を向けた。「誤解を解きたかった。」、そう言ったクララさんの言い分を聞かず、一方的に無視して銃を向けたって原因があることはしっかり主張する。あんたらがクララさんを信じるか信じないかは別の話としてな。
[決してこれだけは譲れない。そんな強い口調で。引き金に指をかけるシモンに言葉を続ける。]
許すことができない、というのは僕も同じだよ。奇遇だな。