それから親父の元で働いてたんだけど……。
親父が「本当はやりたいことがあったんじゃないか」って。
そういうこと、今更訊いて欲しくなかったのに……。
[一度諦めた夢を、もう一度魅せるような言葉は掛けて欲しくなかった。]
それが元でオレ、親父と喧嘩して、この船に乗ったんです。
何で、船で修理屋なんか営んでるんだか。
[自嘲気味に笑う。
多分、別の星へ行って自らの目で生物を見たいと。
そう願ったが故の行動だったのだろう。
父親に、夢を揺さぶられたが為の出店先。]
確かに、自分の意思でここには来ました。
でも、こんな事に巻き込まれたくて乗ったんけじゃない。