[猛き奔流はやがて弱まり、淡雪のように消えるだろう。少女は防御の姿勢を固めつつ、次の魔法の詠唱をする。]我に仇なす者を射抜け! ヴァッサー・クーゲル!![奔流が消えた後に、レオに向かって飛び出す水珠は4(2x3)個。けれど続けざまに攻撃魔法を使用するのは二度が限界。水珠を耐え抜けば、そこには間隙が生じる。魔法が使えるように魔力が整うまでの時間を少女は領巾でしのぐ心算でいるが、果たしてどうなるか。*]