― いつかの出来事 ―[その名>>78はストンと奥深くまで落ち] みぃね。[授かった名を繰り返す。 舌足らずの発音は少しズレていたかもしれないが、歓喜が溢れ、大きく揺れた尾がクルリと一回りして] かぁさまの、こ![童姿を取り戻したのは、さて、誰にとって一番の得になったものか。 今の装束を好んで着るに至るまで、中々の経験を積むことになったのだった*]