人狼物語−薔薇の下国

477 【R18完RP村】暁天はかく語りき、


第二王子 ウェルシュ

― 東屋 ―

[────、は。と、息が落ちた。
人の気配の薄い東屋、ここはロロンドが以前良く絵を描いていた場所>>84
幼い日に、良く遊び場にしていた場所のひとつだ。
その東屋に置かれた椅子に腰かけて、ウェルシュは大きく息をついていた。

人の気配は遠い…が、ないわけでは決してない。
あれ以来、ウェルシュの周囲には必ず警護の者が配されてある。兄の身の回りも同様だろうかとは思えど、兄のこと。自分と同じということはないであろうか。

それでも東屋は今は静かで、開けた空には鳥の声が響く。
白い鷹は飛んでいないか。そんな、習慣じみた仕草で空を見上げた。
小鳥が軽やかにさえずっている。]

(95) 2017/04/23(Sun) 16:15:02

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