~Assuefactus tornado!~[このままでは避けようの無い連撃が来る、そう判断するや、口をついて出たのは、渦巻く風を生じさせる言霊。失敗すれば、自分も星司も一緒に吹き飛ばされる、との恐れは、その瞬間には浮かびもしなかった][びゅう、と風が鳴り、星司とウェルシュの間に小さな風の渦が生まれ出る。その風の勢いを借りて、ウェルシュは、足元の岩を蹴り、高く跳んで後方の別の岩まで跳び下がろうとする*]