>>92[フレデリカの慌てた様子に、えっとと言葉を続けた。][…別に会うのが最後になるわけじゃない。けれど、病院に行く前最後に見るフレデリカの顔がこれなのは、なんとなく嫌な気がして]…もう。…別に死ぬわけじゃありません。会いたければ、また会えますし、それに―――[そっと手を伸ばして、拒まれないなら彼女の頭をそっと撫でて]―――絵を見せて欲しいなら、何時でも見せますよ。デリカさんのお願いなら、お安い御用です。[安心させるように、にっこり笑ってみた。]