……っ。[昏い炎を前に、青年は咄嗟に身を引く。吸血鬼の術を拒み、結界の一歩外。炎が嘲笑うようにちろちろと青年の頬や腕を掠める。>>71聖女を招く手。>>78どこかぼうとした聖女の顔。炎が彼女達を包むように閉じたかと思えば、目の前には石畳と銀のロザリオだけが残されていた。*]