──回想・エディ──
[彼の隣はなんとなく落ち着いた。
もちろん機械を眺めるのも楽しかったが。
肩くらいの長さで下ろしたままだった髪。
前船長が戦い方を教え始めた頃には
切るか縛るかしろと言われて
直ぐに縛ることを選んでいた。
それでも、最初は下の方で結んでいたのが
髪が長くなってからは上の方で結び
ポニーテールにした時には少し嬉しかった。
その訳は]
……ふふーん。
これでエディとお揃いだな!
[これは自室で密やかに溢れた独り言。
お揃いだ、仲間だ、なんて
ニマニマしていたのは隠していたつもりだが
どこかの誰かに指摘されても仕方ないほど
その髪型にできた日は上機嫌だったらしく。
結局のところ]