……っ、ふぇ!?
[唐突に、びくっ、と体を震わせたかと思うと]
あ……っ、ちょ、やめるズラ! くすぐった、ん……っ、や……っ、あっははは!!
そんなとこ触っちゃ、らめ……っ、あははっひぁ……っあは!
ふぇぇぇ、レト! 何とかしてズラぁ〜!
[よく見れば、布団の中に潜り込んだ無邪気な龍の子がエルフの肌をくすぐるようにして擦り寄っているようです。エルフはあまりのくすぐったさに笑いが止まらないようでした。
腰や太ももだけでなく、ついには胸の谷間に顔を突っ込んだりすれば色々と危ないです。色々と。
けれど、これ程までにこのエルフが大きな口を開けて楽しそうに笑っているとは、長い人生においてもしかしたら初めてだったかもしれません。]