俺は、この船の警備部の、 カレル・ソレイリューヌと言います。 アデルさんも、 何かお困りのことがあれば、仰ってくださいね。[この偽名は、覚えにくいと数名から言われたことがあるから。警備員としての連絡先の記載されているネーム・カードを取り出して、アデルに一枚差し出してみた。乗客同士の交流は、この船で大切にされていることのひとつだ。二人の会話を好ましく見守る。幾らかしてから担当者から打ち合わせ場所はメイン・サロンであると連絡が返ってくれば>>93。ローにもそれを知らせよう。**]